武蔵高等学校開校十周年記念動画
1932年撮影、開校十周年記念式典が開催された武蔵高等学校の様子。当時の江古田校地や建物、根津嘉一郎理事長をはじめ来賓の櫻井錠二、一木喜徳郎、荒木寅三郎。
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十周年の記念の日
1932年、武蔵高等学校の開校十周年記念日。千川通りから見る正門には日章旗が掲げられている。
(0:23)講堂入口での来賓受付。テントには「ユニオンビール」の文字があるが、これは根津理事長の経営するビール会社の主力商品。テントの中では肩から白い佩章をつけた高等科生徒が受付を行っている。
(0:34)校舎本館(現大学3号館)屋上より撮影した講堂入口。講堂は式典会場となっており、保護者や来賓、佩章を着けた高等科生徒が参集する。
正門を入って右に進み、大講堂の入口に至る。大講堂は1928年竣工、著名な建築家である佐藤巧一による設計。
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祝賀会場の準備
祝賀会場となる旧体育館内部の準備。天井から繭玉が下がり、壁には紅白の幔幕が張られている。割烹着の婦人とともに、学生服の生徒たちが準備をしている。
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記念式典の会場を出て
式典が終わり講堂から南側の広場に出る人々。当時ここは「西庭」と呼ばれていたが、現在は大学10号館が建てられている。視点を右に振ると2棟の小さな建物(用務員室と購買部)を挟んで校舎本館(大学3号館)が見える。
(1:23)祝賀会場の旧体育館から南側のグラウンド付近にはテントが設営されている。左手にみえる校舎本館方面からは大勢の賓客が濯川を渡って会場に入る。
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祝賀会場へ向かう来賓たち
講堂から祝賀会場の旧体育館へ向かう人々。旧体育館は現在の高中体育館付近にあった。
(1:42)荒木寅三郎学習院長。山川健次郎校長が京都帝国大学総長を退いたのちに京大総長に就任し、この時は学習院長の職にあった。
(1:41)来賓の櫻井錠二博士(左)と一木喜徳郎初代校長(右)。一木校長は当時宮内大臣の職にあった。
(1:50)荒木寅三郎学習院長(左)、櫻井錠二博士(中)そして一木喜徳郎初代校長(右)。後ろには根津理事長の姿も見える。
(1:43)根津嘉一郎理事長。そのすぐ後ろは正田貞一郎理事。
(1:39)山本良吉教頭(修身担当)
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祝賀会
祝賀会場の旧体育館。バスケットコート1面分の広さがあるが、多数の賓客で立錐の余地もない。
(2:08)テーブルを挟んで並ぶ賓客たち。左手前は田村友三郎書記(事務長)、その向かい側は根津理事長と思われる。
(2:25)祝賀会場で挨拶する来賓。その風貌から一木喜徳郎初代校長ではないかと思われる。
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祝賀会のあと
祝賀会が終わって会場を出てくる先生方。
(2:53)秋山武太郎教授(数学担当)
(2:49)横井徳治教授(左、英語担当)と加藤虎之亮教授(右、漢文担当)
(2:46)原田享一教授(国史担当)
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西庭付近で談笑
生徒たちと談笑する先生方
(3:06)高橋泰教授(英語担当)
(3:08)山川黙教授(生物担当)
(3:01)鈴木春松教授(配属将校・陸軍中佐、教練担当)
(3:00)浦部亀雄教授(国語担当)
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構内を散策
構内を散策する先生方。肩から佩章を着けているのは高等科生徒。
(3:16)岸谷誠一教授(英語担当)
(3:19)加藤虎之亮教授(漢文担当)
(3:15)塚本常雄教授(歴史担当)
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濯川の土手付近
濯川の中の島付近、奥には講堂が見えている。画面を横切るのは小野赳教授のように見えるが、定かではない。
(3:28)煙草を吸う櫻井錠二博士(来賓、理化学研究所長)
(3:24)藤村信次教授(物理担当)
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正門付近を散策
正門付近を散策する来賓。画面右手奥には正門が見えている。付近の樹木に名札が付けられているのは現在も同じ。
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