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Ⅳ 新制武蔵高等学校・中学校

保護者・同窓生の寄与

 保護者と同窓生は,学校とりわけ私学にとって最大の理解者であり,学園は保護者会や同窓会の支持と物心両面にわたる支援なしには今日の発展は覚束なかった。保護者・同窓生には特別授業のキャリアガイダンスの講師,山上・海浜学校での付添医師,さらに部活動の指導補佐等,日常の教育活動に協力を得てきた。

 特に施設をはじめとする学習環境の整備面での厚い支援は終始変わることなく現在にまで及んでいる。それら諸施設のうち,青山寮・鵜原寮は旧制時代から今日に至るまで,中学1・2年の体験学習の場として大きな役割を果たしてきた。学校山林も毎年5月の中学1年の親睦遠足の目的地になっている。1992(平成4)年3月には高校生・中学生を中心に大学生・教職員を加えた有志によって学園創立70周年の記念植樹が行われた。

 また,68年以降の学園創立50周年記念事業募金ならびに高校中学の諸施設の完成,あるいは85~86年の濯川蘇生事業,95~96年の新棟(現西棟)建設による学習環境の整備・改善の陰にはつねに保護者会・同窓会の支援と協力があった。また国外研修制度においては,現地での派遣生のサポートも得ている。

 現在,学園の100周年記念事業に関しても多大な支援を得ている。これらはすべて本校の教育活動に対する保護者・同窓生の深い共感と理解によるものである。

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