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Ⅲ 武蔵大学

奨学金

 学生に対する奨学金としては,地方自治体や民間育英団体の奨学金もあったが,学業に優れ,経済的理由により修学困難な学生を対象とする日本育英会奨学金(貸与)が中心であった。しかし,人数が限られており,必要があっても奨学金を受けられない学生がいたので,1962(昭和37)年度に武蔵大学奨学金(貸与)制度を,99年度には給付奨学金制度を設けた。

 また,学業奨励のため,かつて成績優秀者に対する授業料減額制度を設けていたが,81年度にこれを廃止し学生海外研修奨学金を新設した。その後あらためて,成績・人物優秀者に対する奨学金を復活させることとし,武蔵大学特別奨学金制度を90年度に開設し,同趣旨の故岡茂男元学長にちなむ岡奨学金も94年度に設けられた。

 他にも,課外活動などの面で,武蔵大学の教育理念に沿った活動を行っている学生に対する奨学金として,国外留学奨学金(90年度から)と課外活動奨励奨学金(01年度から)がある。

 さらに,2010(平成22)年度に武蔵大学独自の給付型の奨学金制度の一層の充実を目的として武蔵大学同窓会からの拠出資金を基に,地方学生の学業奨励を目的とした「地方学生奨励奨学金制度」を創設した。同年度には厳しい社会経済状況に鑑み,給付型奨学金制度に追加して,武蔵大学提携の信販会社とのローンによって学費等の納付をした学生を対象に,在学中に限り年間の金利分について限度額を設けて援助する提携ローン金利援助奨学金も創設した。

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