化学教室棟
化学教室棟
1927年に完成した化学教室棟。1階には実験・実習を行う化学実験室、2階には講義を行う階段教室が設けられていた。
実験室は一度に40名を収容、階段教室は100名を収容できた。
生物・物理は校舎内(3号館)に実験室があったのに対して化学のみは別棟となった。これは1923年関東大震災では化学薬品からの発火が多かったことを考慮したもの。
防災のため建物は鉄筋コンクリートとされ、当時木造が多かった窓枠は全て鉄製、薬品庫のガラスは鉄線入りで、危険薬品は床に穴を掘って砂の中に収納、硫化水素室は別棟となっていた。
化学実験室
後に建てられる根津化学研究所とは棟続きになっていた。
プレメディカルコースの授業
高校中学だけでなく、大学のプレメディカルコースでの化学実験なども利用された。
1987年化学教室棟の解体
1987年に取り壊され、跡地には情報科学センターが建てられている。