東門の大楠とアメダス跡地
東門の大楠とアメダス跡地
江古田校地東門(高中正門)脇の「大楠」は、2024年現在で樹齢およそ90年に達する。
1930年ごろ、学校職員の増田為三郎氏が三上節造教授の許可を得てクスノキの苗木を貰い受け、慎独寮そばに植樹した。
当初の植樹場所は旧プールの南西隅、慎独寮の傍だった。現在の大学7号館付近に相当する。
そののちクスノキは現在地に移植されたため、1945年の空襲の際にも火災を免れた。
クスノキの東側、東門付近には気象観測用の露場があり、武蔵高等学校気象部により観測が行われていた。
1936年の気象観測
1927年10月28日に山川黙教授指導の下に観測会が編成されて観測を開始する。継続した活動が評価され、1942年には気象庁東京管区気象台中新井観測所として気象庁の観測網に編入される。
1977年にアメダス機器が設置される。
2012年にアメダス設置場所は練馬区石神井公園に移転するが、気象部は同じ場所で観測を続けた。
2022年に武蔵大学11号館が建設され、露場は約20m南に移ることになる。
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