1928年開校式
開校式
武蔵高等学校の充実と諸施設の完成を祝った式典、「開校式」は1928年4月15日に大講堂で挙行された。
1922年4月17日の武蔵高等学校創立の際には尋常科第一学年のみが入学し以後毎年新一年生を迎えたために、7年目の1928年4月に初めて全学年が揃うことになった。
またこの年に大講堂および体育館が竣工し、学校施設はひととおりの完成を見た。
1928年、開校式で式辞を述べる根津嘉一郎理事長
開校記念式は竣工したばかりの大講堂で開かれ、来賓として田中義一首相、水野練太郎文部大臣、渋沢栄一子爵、そして東京帝国大学・京都帝国大学の両総長が招かれた。
この時の祝辞は「武蔵高等学校校友会誌第7号」に収録されている。
式典後は、竣工したばかりの体育館を会場として午餐会が催された。
開校式後、体育館で開かれた午餐会
来賓には、武蔵高等学校初の年史である「武蔵高等学校六年史」が贈呈された。
武蔵高等学校六年史