学校山林
学校山林
1940年11月9日に植林された、埼玉県入間郡毛呂山町にある約1万坪の山林。
この年は皇紀2600年にあたり、祝賀行事を挙行することがかねてから政府より求められていた。
山本良吉校長は「目先のお祭り騒ぎよりも遠い将来に意義を求めることの重要さ」を生徒たちに説き、植林をもって祝賀行事に代替することを決めた。
父兄会による記念植林のための2万円および卒業生新井元彦(11期)氏による山林の寄附を受け、内閣主催「2600年記念式典」の前日に記念植林を行った。
記念植林石碑拓本
父兄会長より山林を学校に寄贈、記念石碑を除幕し、校長の式辞の後に一同2600年奉祝の歌を歌った。
山本校長は「ただ空しく2600年を祝うとも、わが文化は一歩も進歩するものではない」旨を生徒に説いた。
学校山林はその後も手入れが続けられ、現在でも生徒の遠足などに利用されている。
また手入れの際に生徒に依って搬出された間伐材は、鵜原寮の建て替えに利用された。
学校山林からの間伐材の搬出
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